ドル高？ドル安？

先日、ローカルテレビを見ていたら、ジャワやカリマンタンなどの工場が経済危機によって、閉鎖に追い込まれてきているというニュースがありました。
１万人以上の人々が解雇、そして１千人以上の人々が解雇とはいかないまでも自宅待機になっているようです。

日本はかなりドル安ですが、この国では何故かドル高。
毎日驚くぐらい為替レートが高くなってきています。
今までは、１ドルが１０，０００ルピアを越すと、“すごいなあ”と思っていたのですが、今は普通に越えています。場所によってもレートは違うと思いますが、昨日（２００８年１１月２３日）は大体両替レートで１ドル１２，０００ルピア前後だったようです。
もちろん、それに伴って日本円も高いのですが・・・（１１月２３日レートで１円１２５円前後でした）

ニュースでは多くのインドネシア人が今後、ますますのドル高を期待して、ルピアからドルへ両替しているとも報道していました。
うーん、本当にこのままドルは上昇し続けるのかしら？
もし、急激にドルが下落したら・・・どうなるのでしょうか？
現時点ですでにかなり高いレートになっているはず。ちょっと怖いですね

ニュース番組にコメンテーターとして出ていたどこかの銀行の幹部の方が“こんなにドルが高いと
アメリカ人にとってもよくない”というようなことをおっしゃっておられました。
・・・が・・・ドル高なのは、インドネシアだけなのでは？？？
他の国ではドル安のような・・・
大丈夫かしら、インドネシア・・・


日本では円高続きで閉鎖に追い込まれる工場が増えているというニュースをNHKで見ました。
そして、ここではルピア安のために閉鎖に追い込まれる工場が増えています。

どちらにしても、厳しい状況になるのですね。

この円高は観光客にとってはありがたい感じですが、このまま続くと旅行に行くこと自体が難しくなるのかもしれません。

ここバリ島ではオーストラリアやヨーロッパからのお客様のキャンセルがかなり増えています。
世界同時不況に加えて、先日のテロ犯の刑執行が拍車をかけたようです。
日本からのお客様は他の国に比べてそんなにキャンセルは多くありませんが、今後は厳しくなることが予想されます。

そうなると、多くのホテルやレストランが倒産に追い込まれてしまうのではないでしょうか。
現在、バリ島では新しいホテルやレストランが続々とできてきています。
これらのホテルやレストランがちゃんとやっていけるのか、少し心配ではあります。
（余計なお世話かもしれませんが・・・）

観光客の外貨が主な収入源であるバリ島にとって、観光客の減少は大きな打撃です。

今後、少しでも早く状況がよくなることを願うのみです。

それにしても、ドル高なのか、ドル安なのか、悩んでしまう今日この頃です・・・

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